2019年 05月 20日
架空の作文で市民デモを抑圧 |
2015年8月30日に行われた
警察署長の主張とそれに対する批判は、
かいつまんで言うと、このデモは条件を付けて車道デモを認めてやったが、
デモ参加者は条件を守らず、おかげで交通渋滞・混乱が起きた、
だから、次からメーデー以外の車道デモを認めないことにしたというもの。
これについては先の記事で、「現場警察官は何をしたのか」が書かれていない、
警察官が指示したのは時間切れになったから歩道にあげたというだけで、
実際には交通渋滞・混乱はなかったのではないかと指摘しておきました。
その後、このデモの主催者に話を聞くことが出来ましたが、
その証言はのけぞるものでした。
主催者は次のように証言します。
「申請日のときには窓口の警察官は難色を示したが、上司が出てきていくつかの条件は付けられたが車道デモを認めてくれた。デモ当日は、その上司ともう一人がパトカーで出てくれたが、指示を受けたのは、許可時間オーバーになって歩道に上がるように言われただけだ。後日、警察から、自分たちが時間外で出ただけなので、警察官もいないし、こんごは車道デモは認めないと言われた」
現場にいたのは2人だけ。
交通渋滞・混乱はなかった。
交通指導もなかった。
800mのデモとあるだけです。
架空の作文で市民デモを抑圧する根拠をでっち上げるあさましさ。
それも車道デモを認めると勤務が時間外になるからだとは!
これが職務怠慢でなくして何を職務怠慢というのでしょうか?
市民のデモは憲法で保障された表現の自由・基本的人権です。
それを交通の混乱もないのに車道デモを認めない。
その理由が道交法ではなく、時間外勤務がいやだからだとは…。
高知警察署はやっぱりおかしい!!
お読みいただき、ありがとうございます。
by tosa_kochi
| 2019-05-20 16:21
| 主張